2022年8月11日の投稿[1件]
世界一有名な落花生農家! ジミー・カーター元大統領と落花生はどういう関係?
#落花生豆知識 #落花生偉人伝 #ジミー・カーター
カーター氏ってどんな人?
第39代アメリカ大統領で民主党の人でした。jimmy who? (ジミー誰だって?)と揶揄されるくらい知名度が低かったのですが、笑顔とクリーンなイメージに加え世論調査を重視した戦略で1977年に大統領になりました。しかしイランのアメリカ大使館人質事件などの攻略失敗などで評価を下げ、1981年に辞任となりました。
カーター氏と落花生って?
元アメリカ大統領ジミー・カーターのホームページには「ピーナッツ」という独立したページがあります。実はカーター元大統領は農家の出身でした。子供の頃街角に立ち、自分で茹でた落花生を売ったり、新婚当時は奥さんと共に図書館で自らピーナッツの栽培研究をしたことがあるのです。だから落花生に対して思い入れが強いのです。
土壌を破壊しやすい綿花と、土の栄養となる窒素を放出する落花生を輪作することは大変好適な組合せです。カーター氏の故郷、綿花生産の盛んな米南部で落花生が広まったのはこういう背景があったのでしょう。
余談ですが、そのページで興味深いことが紹介されていました。米大統領のうち、カーター氏より先に落花生を栽培し、普及に貢献していた人がいました。元植物学者のトーマス・ジェファーソンです。このおかげで南北戦争時に兵士が栄養価の高いピーナツを食べることができるようになりました。カラがついていてもむいていても、落花生は持ち運びにも便利そうですよね。
カーター氏が大統領選に臨んだ時には、ピーナッツが彼と出身の町のシンボルとなりました。カーター氏のトレードマークは笑顔で、ニカッと笑う口元が特徴的でした。落花生にその口を描いた風刺画やキャラクターグッズも登場しました。ただ田舎出身の落花生(グーバーナッツ)農家が呑気に笑っているのがまぬけ(グーバー)に見えるという、陰口もありました。
(ピーナツを「グーバーナッツ」と呼ぶのは諸説あるようですが、ここで紹介されているのはコンゴでのピーナッツの呼び名「ングバ」がなまって定着したからではないかという説です。ピーナツは南米・西アフリカ・アメリカの奴隷貿易の間にアフリカでまず定着し、アメリカに持ち込まれたという話があります。おそらく黒人奴隷たちが畑で育てていたのではないでしょうか。また落花生は奴隷や田舎者や家畜の食べ物という偏見があり、グーバー=
=まぬけ、という使われ方もされています。カーター氏の地元ジョージア州はアメリカの約半分の落花生を生産しており、グーバーステイトという呼び名もあります。ただ悪い意味だけじゃなく、のんびりした、のんきなという使われ方もしてるようです)
カーター氏の出身と経歴は? 落花生農家?
カーターファミリーストア
ジミー・カーターは1924年に360エーカー(東京ドーム31個分)という農家に生まれました。彼の父親が作り始めた落花生はスパニッシュ種という小さめの品種でした。これは豚の飼料や加工品に用いられました。3エーカーで1トンの収穫があったそうですが、これは良い出来だったそうです。またジミー少年は五歳の時に、地元プレーンズの街角でゆでピーナツを売りました。
カーター氏は落花生の栽培について以下のように振り返っています。トラックの後輪から平ベルトをかけて脱穀機を駆動させ、脱穀後の実はソリに載せてロバに運ばせた。豆を摘む脱穀作業は、その土地の男たちみんなが手伝った重要な仕事だった、とのことです。
父親が亡くなった後、カーター氏は海軍から地元に戻り、農産物販売所と農地を管理することになりました。
父親は種豆農家から落花生の種豆を買って、生産農家に転売する業務もやっていましたが、カーター氏はこの種豆も自ら栽培し販売する方法で収益を高めました。
その増えた収益から窒素や肥料の供給をする倉庫業、綿やコーンの買付・加工、さらには保険業まで手を拡げました。
大統領になった後、職務とこれらのビジネスが利益相反しないよう、法律事務所に管理を任せました。しかしその間に干ばつなどの影響で借金が大きく膨らみ、売却されることになりました。
ただいまでもプレーンズの町は落花生の町です。人口は700人ですが、九月末には落花生収穫祭が開かれています。
現在のカーター氏は?
カーター氏は近年、度重なる癌やケガとの戦いに打ち勝ち、2022年8月現在も存命の98歳。歴代米大統領として最長寿です。
物心ついた時の米大統領がカーター氏でした。ニッコリ笑う優し気で若々しい姿を良く憶えています。90年代の東アジア危機の時も特別大使として活躍されていました。いつまでもお元気でいて欲しいものです。
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落花生についてもっと知りたい人は
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#落花生豆知識 #knowledgeofpeanuts
そんな不思議な豆の落花生を食べたいなら、丁寧に作られた下田園の落花生!
美味しい落花生の選び方はこちら!
https://www.shimodaen.com/p/free-page/pa...
グーグルでも高評価。
https://www.google.com/search?q=%E4%B8%8...
駐車場も4台。水曜定休。047-472-3311。習志野市大久保4-15-15
地図 https://goo.gl/maps/GcHt1iCqKDgv6JE5A
https://www.shimodaen.com/
#落花生豆知識 #落花生偉人伝 #ジミー・カーター
カーター氏ってどんな人?
第39代アメリカ大統領で民主党の人でした。jimmy who? (ジミー誰だって?)と揶揄されるくらい知名度が低かったのですが、笑顔とクリーンなイメージに加え世論調査を重視した戦略で1977年に大統領になりました。しかしイランのアメリカ大使館人質事件などの攻略失敗などで評価を下げ、1981年に辞任となりました。
カーター氏と落花生って?
元アメリカ大統領ジミー・カーターのホームページには「ピーナッツ」という独立したページがあります。実はカーター元大統領は農家の出身でした。子供の頃街角に立ち、自分で茹でた落花生を売ったり、新婚当時は奥さんと共に図書館で自らピーナッツの栽培研究をしたことがあるのです。だから落花生に対して思い入れが強いのです。
土壌を破壊しやすい綿花と、土の栄養となる窒素を放出する落花生を輪作することは大変好適な組合せです。カーター氏の故郷、綿花生産の盛んな米南部で落花生が広まったのはこういう背景があったのでしょう。
余談ですが、そのページで興味深いことが紹介されていました。米大統領のうち、カーター氏より先に落花生を栽培し、普及に貢献していた人がいました。元植物学者のトーマス・ジェファーソンです。このおかげで南北戦争時に兵士が栄養価の高いピーナツを食べることができるようになりました。カラがついていてもむいていても、落花生は持ち運びにも便利そうですよね。
カーター氏が大統領選に臨んだ時には、ピーナッツが彼と出身の町のシンボルとなりました。カーター氏のトレードマークは笑顔で、ニカッと笑う口元が特徴的でした。落花生にその口を描いた風刺画やキャラクターグッズも登場しました。ただ田舎出身の落花生(グーバーナッツ)農家が呑気に笑っているのがまぬけ(グーバー)に見えるという、陰口もありました。
(ピーナツを「グーバーナッツ」と呼ぶのは諸説あるようですが、ここで紹介されているのはコンゴでのピーナッツの呼び名「ングバ」がなまって定着したからではないかという説です。ピーナツは南米・西アフリカ・アメリカの奴隷貿易の間にアフリカでまず定着し、アメリカに持ち込まれたという話があります。おそらく黒人奴隷たちが畑で育てていたのではないでしょうか。また落花生は奴隷や田舎者や家畜の食べ物という偏見があり、グーバー=
=まぬけ、という使われ方もされています。カーター氏の地元ジョージア州はアメリカの約半分の落花生を生産しており、グーバーステイトという呼び名もあります。ただ悪い意味だけじゃなく、のんびりした、のんきなという使われ方もしてるようです)
カーター氏の出身と経歴は? 落花生農家?
カーターファミリーストア
ジミー・カーターは1924年に360エーカー(東京ドーム31個分)という農家に生まれました。彼の父親が作り始めた落花生はスパニッシュ種という小さめの品種でした。これは豚の飼料や加工品に用いられました。3エーカーで1トンの収穫があったそうですが、これは良い出来だったそうです。またジミー少年は五歳の時に、地元プレーンズの街角でゆでピーナツを売りました。
カーター氏は落花生の栽培について以下のように振り返っています。トラックの後輪から平ベルトをかけて脱穀機を駆動させ、脱穀後の実はソリに載せてロバに運ばせた。豆を摘む脱穀作業は、その土地の男たちみんなが手伝った重要な仕事だった、とのことです。
父親が亡くなった後、カーター氏は海軍から地元に戻り、農産物販売所と農地を管理することになりました。
父親は種豆農家から落花生の種豆を買って、生産農家に転売する業務もやっていましたが、カーター氏はこの種豆も自ら栽培し販売する方法で収益を高めました。
その増えた収益から窒素や肥料の供給をする倉庫業、綿やコーンの買付・加工、さらには保険業まで手を拡げました。
大統領になった後、職務とこれらのビジネスが利益相反しないよう、法律事務所に管理を任せました。しかしその間に干ばつなどの影響で借金が大きく膨らみ、売却されることになりました。
ただいまでもプレーンズの町は落花生の町です。人口は700人ですが、九月末には落花生収穫祭が開かれています。
現在のカーター氏は?
カーター氏は近年、度重なる癌やケガとの戦いに打ち勝ち、2022年8月現在も存命の98歳。歴代米大統領として最長寿です。
物心ついた時の米大統領がカーター氏でした。ニッコリ笑う優し気で若々しい姿を良く憶えています。90年代の東アジア危機の時も特別大使として活躍されていました。いつまでもお元気でいて欲しいものです。
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グーグルでも高評価。
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駐車場も4台。水曜定休。047-472-3311。習志野市大久保4-15-15
地図 https://goo.gl/maps/GcHt1iCqKDgv6JE5A
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